冬報恩講は宗祖・弘法大師(こうぼうだいし)空海(くうかい)の教えを復興された興教大師(こうぎょうだいし)覚鑁(かくばん)の功績に感謝し、根来伝来の教えを継承することにより、その恩に報いることを目的に行われる法要です。真言宗中興の祖・興教大師が入滅された12月12日を期して行う「出仕論義」(12月11日)・「陀羅尼会」(12月11日夕方から12日深夜にかけて)・「御法事」(12月12日)の3つの法要をあわせて冬報恩講といいます。
「出仕論義」は真言宗の教義について『大日経疏』をもとに毎年、化主猊下より論題が出題され、問答によって論議する法要です。(総本山智積院ホームページより)
福島第一教区では、毎年興教大師が入滅された12月12日に直近の期日に「出仕論義」を主に実施しております。
今年は12月8日閼伽井嶽常福寺を道場に、30名ほどの僧侶が参集し、厳寒の中でしたが厳かにお勤めしました。
問答の役者をお勤めいただいたご両名、大変お疲れ様でした。