興教大師(こうぎょうだいし)覚鑁(かくばん)和上は、康治2年(1144年)12月12日に紀州根来寺に入寂されました。総本山智積院はもとより全国の智山派関係寺院等で、弘法大師の教えを再興した興教大師の功績を称え、毎年その恩に報いるため「報恩講」を12日を中心にお勤めしています。真言宗智山派福島第一教区では、いわき市湯本三箱山勝行院を道場に12日に勤修されました。論議と陀羅尼(だらに)の読誦が法要内容ですが、古来は「法要とは論義」とされていた古式に則ったものです。30人ほどの僧侶が出仕しました。配役の若手僧、参集のご寺院お疲れさまでした。