今回の総本山智積院登嶺は、以下のような法会の出仕勤修の為でした。壮年の私は76名のうち上位10番以内に入る齢でしたが、参加された方々に多大なるご迷惑ご厄介をおかけし、形だけでもお勤め出来ました。お仲間の皆さんに「感謝・感謝」です。
「総本山智積院は、真言宗智山派の檀信徒すべての総菩提所・総祈願所であるとともに、真言宗智山派の僧侶が修行を積み研鑚を重ねる道場でもあります。僧侶になるためには、厳密に定められた行位(修行の階梯)を積まなければなりません。その行位の中で、最も重要で真言宗の奥義を伝え授かるための法会が、伝法大会(でんぽうだいえ)と伝法灌頂(でんぽうかんじょう)です。
伝法大会は、化主猊下のご晋山(代替わり)や特別な慶事を記念して行われます。問答形式で真言宗の教義について、修行僧の理解度や解釈の度合いをはかるための法会です。この法会では、上席の僧から経典の解釈についての問題が出され、答える僧を竪者(りっしゃ)、答えを評価する僧を精義者(せいぎしゃ)と呼ぶことから「竪義」(りゅうぎ)とも称されます。(出典:総本山智積院ホームページより)」