1984年(昭和59年)4月14日公開の映画(弘法大師空海御入定1,150年を記念して全真言宗青年連盟映画製作本部が東映と提携して製作)「空海」に、修行中の小僧は智山専修学院の仲間とエキストラ出演しました。主演は北王子欣也さん。当日は京都からの日帰りの上に高野山はものすごい雪。
真言宗各派の約1,000人の僧侶達が、お大師様の御入定を見送るシーン。映画でのその場面は荘厳でしたが、こちらはまさしく「寒行」、白足袋が凍りシモヤケ罹患者続出。でも、人生またとない貴重な経験で、この季節になると名誉かつ豊かな思い出として脳裏をよぎります。
稀代のスーパーマンで774年ご誕生のお大師様は、あと7年でご生誕1,250年。さらに御入定1,200年まで18年。長い歴史の中でその遺教は、微力ながら私たち真言行者に受け継がれ、思想や地域の寺院の布教活動に溶け込んでいます。
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