11月21日から22日まで、真言宗智山派福島第一教区の研修視察が行われました。

富山県高岡市の高岡山瑞龍寺様を参拝

富山県高岡市の高岡山瑞龍寺様を参拝

22日には富山県高岡市の高岡山瑞龍寺様を参拝。瑞龍寺様は加賀藩二代藩主前田利長公の菩提を弔うため三代藩主利常公によって建立された寺で、国の重要文化財として、指定されている建造物は、総門、山門、仏殿、法堂、明王堂(現僧堂)、回廊であり、江戸初期の禅宗寺院建築として高く評価されています。(出典:高岡山瑞龍寺様ホームページより)

瑞龍寺に安置されている烏瑟沙摩明王(うすさまみょうおう)の像は国内最大級。
烏枢沙摩明王は古代インド神話において元の名を「ウッチュシュマ」、或いは「アグニ」と呼ばれた炎の神であり、「この世の一切の汚れを焼き尽くす」功徳を持ち、仏教に包括された後も「烈火で不浄を清浄と化す」神力を持つことから、心の浄化はもとより日々の生活のあらゆる現実的な不浄を清める功徳があるとする、幅広い解釈によってあらゆる層の人々に信仰されてきた火の仏です。意訳から「不浄潔金剛」や「火頭金剛」とも呼ばれ、特に有名な功徳としては便所の清めがあります。便所は古くから「怨霊や悪魔の出入口」と考える思想があったことから、現実的に不潔な場所であり怨霊の侵入箇所でもあった便所を、烏枢沙摩明王の炎の功徳によって清浄な場所に変えるという信仰が広まり今に伝わっております。

烏瑟沙摩明王(うすさまみょうおう)

烏瑟沙摩明王(うすさまみょうおう)

烏瑟沙摩明王(うすさまみょうおう)

烏瑟沙摩明王(うすさまみょうおう)

また、この明王は胎内にいる女児を男児に変化させる力を持っていると言われ(これが「烏枢沙摩明王変化男児法」という祈願法として今に伝わっている)、男児を求めた戦国時代の武将に広く信仰されてきました。ある時、インドラ(帝釈天)は仏が糞の臭気に弱いと知り、仏を糞の山で築いた城に閉じ込めてしまい、そこに烏枢沙摩が駆けつけると大量の糞を自ら喰らい尽くし、仏を助け出してみせた。この功績により烏枢沙摩は厠の守護者とされるようになったとわれています。(出典:Wikipedia)

 

 

普段、トイレ・ご不浄を軽くお考えがちですが、日本の家は隠所として北向きや日当たりのよくない場所に配置されることが多く、これが悪霊・災難の出入り口となるようです。ほんの少し「トイレの神様」を大切に思ってはいかがでしょうか。

高岡山瑞龍寺様ホームページhttp://zuiryuji.jp/apply/

 

金沢兼六園

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日本海に沈む夕日

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