光明寺の本寺である大字皮籠石字漆平、菩提山往生院極楽寺中興住職 間野英樹和上が、平成29年12月11日世寿80歳で遷化(ご逝去)されました。今までの御厚誼御温情に感謝し、密厳仏国土での追福菩提をお祈りいたします。

本葬儀は以下のとおりです。

本通夜
 1月17日(水)17時
本葬義
 1月18日(木)正午
(いずれも式場はセレモニーホールくさの)  

密葬・火葬につきましては、すでに御親族・極楽寺関係者・田村支所内寺院により執行いたしました。

安心立命の人・・・・・

間野先生は、常々私に、「住職というものは、檀家・信者の皆様に安心感を与えなければならない。それが唯一無二の仕事だ!。」とおっしゃっていました。
亡くなった方に引導をお渡しする自覚もひとつですし、檀信徒の皆様との接し方、僧侶・住職としての姿勢に確固たる安心感をもたせなければ、お寺そのものに皆様が不安感をもってしまいます。これが現代仏教の深い溝になっているのだと思います。先生は早くからそのことに気づかれていました。

威厳と心遣い・・・・・

一見近寄りがたい風貌もありましたが、実にきめ細やかな気遣いをされた方でした。そして、真言行者として、一時代を築かれた方といっても過言ではありませんし、今後あの存在感をもつ住職は、なかなか現れないと思うほど、威厳と配慮と優しさを持った方でした。
近しくお付き合いさせていただいた幸運にただただ感謝しております。

「光明寺の額」

正しくは「扁額」といいますが、間野先生の書によるものです。私が嫌がる先生をしつこく口説き落として、無理やりお書きいただいたものです。未来永劫寺宝として引き継ぎたいと思っています。「光明寺」という寺号は、多くの方が知っていますから、先生はあえて字体を変えて書かれ、風格のある額となりました。
思い出や、ご指導いただいたことは枚挙にいとまがありませんが、今はその御尊顔も拝せません。私の育ての親として敬慕しいつまでも報恩謝徳の行を修して参ります。