8月終戦(敗戦)の月、いつものように特集番組が組まれ、悲惨なあの時の兵士・国民の姿が放送されました。
蓋し史実に沿った内容であろうと思います。然しながら戦争は始めたら勝つまでに止められず、敵味方・さらには侵攻の地に多くの犠牲があったことは、編集上の意図からか伝わっては来ませんでした。
広島・長崎の原爆、沖縄戦、東京大空襲など日本国民の多くの人々が犠牲になったことは毎年のように放映されますが、日本軍が行った殺戮などは近年放送されません。政治的な意思が働いているからかもしれません。
殺人は大罪ですが、戦果は勲功です・・・。
そして、世界各地の紛争・テロなども、まるで映画のワンシーンのように、他人事のように放送されます。
お釈迦様の説かれた和合の世界、我が国の古くからの国名である「大和」、今一度この月だからこそ思いを新たにしたいと思います。(戦闘機撮影が趣味のこの寺の住職の思考は矛盾しますが)


なみに、蓮は葉ばかり・・・。